アスティエ・ド・ヴィラットのコーヒーカップのお直しをさせていただきました。
印象的なデザインのアームが、3ヶ所割れてしまっていました。
銀仕上げにしたので、スッと全体の色味になじんで、写真ではどこをお直ししてるかわかりにくいですかね?
アームに指をかけて持ち上げると強度が少し心配なので、お客様には、お花の部分をつまんでお使いいただくよう、お願いしました。
アスティエの器はどれもとっても薄くて繊細なので、作業をする時、ちょっとだけ緊張します!
アスティエ・ド・ヴィラットのコーヒーカップのお直しをさせていただきました。
印象的なデザインのアームが、3ヶ所割れてしまっていました。
銀仕上げにしたので、スッと全体の色味になじんで、写真ではどこをお直ししてるかわかりにくいですかね?
アームに指をかけて持ち上げると強度が少し心配なので、お客様には、お花の部分をつまんでお使いいただくよう、お願いしました。
アスティエの器はどれもとっても薄くて繊細なので、作業をする時、ちょっとだけ緊張します!
飯碗のお直しをさせていただきました。
鳥足の割れ+ヒビ。
ヒビは底までずーっと延びていました。
ヒビは漆を染み込ませて固めるのみにしましたが、絵柄の茶と漆の茶がマッチしてますし、接着部分の線も細めにしたので、違和感はまったくないと思います。
接着部分は銀仕上げです。
夏はどこに行ってしまったんですかね?
晩夏のような初秋のようなこの時期にぴったりの、菊花皿のお直しをさせていただきました。
欠けてしまっていた部分を、ふちのラインに合わせて成形しました。
銀を合わせて品よく仕上げ。
夏の名残のお料理も、秋の走りのお料理も、どちらもよく似合いそうですね。
って書いてたら、秋の味覚が今から楽しみになってきましたー。
早く秋来ないかなー。
ウェッジウッドの器のお直しを2点させていただきました。
この2点、それぞれ別の方から同じくらいのタイミングでご依頼いただいて、びっくりしました。
ひとつ目はコーヒーカップです。
取っ手がとれてしまっていました。
もうひとつは角皿。
割れとヒビが全体に入っていました。
磁器でたまに見られるんですが、割れたことで全体に歪みが出てしまうことがあります。
こちらのお皿もそうで、接着に苦労しました。
どうしても合わないところは、接着したあとに段差を漆のパテで埋め、なるべく気にならないように。
どちらも銀仕上げがよく似合っています。
飯碗のお直しをさせていただきました。
ふちにぽつぽつと、ごく小さな欠けがたくさん。
金仕上げでお直し。
欠けの大きさと、器の肌に入った斑点が同じくらいの大きさなので、自然になじんでいると思います。
ごくごく小さな欠けは、それほど器にダメージがあるものではないですし、それ自体が味になることもあるので、お直しをしなくてもいいかなと思っています。
ただ、ふちの欠けの場合、口が当たる部分なので、引っかかりが気になる、ということもあると思います。そういった時は、お直しをすれば、触ってもわからないくらい平らになるようにしているので、気にならなくなると思います!
ポチッと入った金の点は、とってもかわいいですしね♪
ケーキ皿のお直しをさせていただきました。
アラビアのビンテージだそうです。
ふちが欠けていて、欠けからはヒビも伸びていました。
絵柄を邪魔していないと思います。
欠けの部分も、絵柄の実(かな?)の円と同じくらいの大きさなので、バランスがとてもいいですね。
平皿のお直しをさせていただきました。
欠け部分がちょうど絵柄の葉っぱと同じくらいの大きさで、いいバランス。
目立たない銀仕上げにしてみました。
欠けからヒビが伸びていたのですが、重症ではなかったので、漆を染み込ませて焼き付け、固めるのみに。
表は絵柄の青が濃いので、漆を染み込ませた線はほとんどわからないと思います。
マグカップのお直しをさせていただきました。
シンクに落としてしまったそうで、大きくヒビが入ってしまっていました。
青漆仕上げと銀仕上げで悩まれていたので、青漆で地描きをした上に銀粉を蒔いてみました。
これだけ見るとわからないと思いますが、通常の黒漆や白漆の上に銀を蒔いたものと比べると、ほんのり青味がかっています。
使い続けると銀が落ちてきて、下の漆が見えてくるので、青漆の色も楽しんでいただけると思います。
それを楽しみに、長く使い続けていただければ嬉しいです!
ロイヤルコペンハーゲンの楕円皿のお直しをさせていただきました。
プリンセスというシリーズで、プリンセスのティアラをモチーフにしているそうです。
ピクルスオーバル、という名前なんですが、ピクルスを盛るためのお皿なんでしょうか?
ピクルス、たっぷり盛れますね。
小さなケーキとかのほうが似合いそう。
あ、ピクルスっぽい形ってことかな? でもピクルスって言ってもいろいろあるし……
端が割れてしまっていたのを、銀仕上げでお直ししました。
銀がさりげなくなじんでいるので、お直ししていることを知らない方が見たら、気づかないかもしれません。
お皿の青には金もよく似合うと思いますが、やはり、可憐な雰囲気を壊さない銀がベストな選択だったと思います。