飯碗のお直しをさせていただきました。
ふちに3ヶ所の欠け。
落ち着いた雰囲気に仕上がる錫をチョイスしていただいたので、かわいらしく温かみのある梅の絵柄を邪魔せず、自然になじんでいると思います。
楕円皿2枚のお直しをさせていただきました。
古物市で購入されたものだそう。
銀と似ていますが、錫仕上げです。
絵柄の深い青と、落ち着いた雰囲気の錫がよくなじんで、絵柄を邪魔していないと思います。
いつも感じることですが、お客様に選んでいただいた仕上げって、こちらが想像していた以上に器によく合うんですよねー。
やっぱり、愛着を持って使われているからこそ、器に一番合う仕上げがピンとくるんでしょうね。毎回とっても勉強になります!
お茶碗のお直しをさせていただきました。
ふちが大きく欠けてしまっていました。
欠けからは、短いですがヒビも伸びています。
欠けは錫仕上げに。けっこう面積広めですが、錫なのでそこだけが目立ってしまう、ということはなく、全体の雰囲気になじんでくれています。
ヒビは漆を染み込ませて焼き付けました。
最近ご依頼で、「ブログで見た錫仕上げが、落ち着いた雰囲気でいいなと思いました」、と言っていただくことが増えています。
お茶碗や湯呑のような、特別ではない日常の中で使うものには、華やかになりすぎない錫がとても合うと思います。