お茶碗のお直しをさせていただきました。
増田勉さんの三島碗です。
金仕上げにすると、華やかな雰囲気になることが多いんですが、今回は器の模様とお直し部分の太さが近いからか、全体に入った模様に先に目がいくからか、想像以上に金が器になじんで、さりげない仕上がりになりました。
こういう、想像を超える仕上がりになることがたまにあって、そういう器と仕上げの組み合わせに出会えた時は、本当にうれしくなります。
(もちろん、思ってたとおりよく似合う!という仕上がりの時もうれしいですが!)
これまで、白飯というシンプルなものを盛ることが多いお茶碗には、金は華やかすぎるかも?と思っていたんですが、このお茶碗のお直しをさせていただいて、考え方が変わりました。
どうしたら金をさりげなく、それでもキラリと光るように見せられるのか、さらに研究を続けたいと思います!