お茶碗のお直しをさせていただきました。

増田勉さんの三島碗です。

 

金仕上げにすると、華やかな雰囲気になることが多いんですが、今回は器の模様とお直し部分の太さが近いからか、全体に入った模様に先に目がいくからか、想像以上に金が器になじんで、さりげない仕上がりになりました。

こういう、想像を超える仕上がりになることがたまにあって、そういう器と仕上げの組み合わせに出会えた時は、本当にうれしくなります。

(もちろん、思ってたとおりよく似合う!という仕上がりの時もうれしいですが!)

 

これまで、白飯というシンプルなものを盛ることが多いお茶碗には、金は華やかすぎるかも?と思っていたんですが、このお茶碗のお直しをさせていただいて、考え方が変わりました。

どうしたら金をさりげなく、それでもキラリと光るように見せられるのか、さらに研究を続けたいと思います!

 

 

マグカップのお直しをさせていただきました。

印象的な絵柄で、その上にヒビが入ってしまっていました。

西洋画によく見られる金の額縁をイメージして、金を合わせてみました。

線を細くしたので、絵柄にかかっている部分もそれほど気にならないかと。

お皿のお直しをさせていただきました。

かけらは5つ。

かけらが多いものは、接着の時に少し緊張します。

 

金と銀で悩まれていましたが、最終的に金をチョイスしていただきました。

初めて金継ぎをされる時って、なかなかイメージもしづらいと思うので、どの仕上げにするか悩んでしまいますよね。

白はとくに、金も銀も似合うので、悩まれる方が多いような……。

こちらでもいろいろとご提案させていただきますので、悩まれた時はご相談くださいね!

 

新年なので、新年らしい器をご紹介。

雑煮碗のお直しをさせていただきました。

昨年の秋に、お正月に使いたい!とご依頼をいただきました。

無事間に合ってよかった〜!

 

お正月というハレの日に使う器なので、華やかに金仕上げに。

金のワンポイントが、お雑煮におめでたさをさらにプラスしてくれるといいな、と思います。

 

こちらの器をお直しさせていただいて、初めて「雑煮碗」の存在を知りました。

我が家では、お雑煮はいつものお椀で食べています。

ちなみに、うちの父の出身が仙台で、そちらの習慣のようなんですが、お雑煮にはイクラがのってます。

あと我が家では、お雑煮と一緒にあんこのお餅もお正月にいただきます。

お雑煮って、ほんとに地域によってさまざまですよねー。

こちらの器には、どんなお雑煮が盛られるのでしょう? 盛られたところも見てみたい!

 

 

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

今年は「もっと丁寧に!」を心の合言葉に、去年よりもたくさんの器のお直しをさせていただけるよう、がんばります!

 

写真は、昨年暮れに友達と行った、チコラータさんのワークショップで作ったお正月飾り。

最近、ワークショップがとても楽しくて、何度か参加してます。

で、行くたびに、気軽に体験できて、金継ぎの魅力を知るきっかけにしてもらえるようなワークショップを、クロフ舎でもできないかなー、と考えてます。

とはいえ、金継ぎは時間がかかるものなので、1回で、長くても2時間くらいで、となると、なかなかハードルが高い……。

 

でも、ちょっと思いついたことがあるので、いろんな人に意見を聞きながら、今年はワークショップのような、新しいことにも挑戦していきたいなと思っています!

 

2017年もクロフ舎をよろしくお願いします!

 

 


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