2016年もあと少しになってしまいました!

今年もたくさんのご依頼をいただき、ありがとうございました。

 

ご依頼いただく器に関する思い出や、大切にされてきた思いなどなど、ステキなお話をいろいろとうかがったなあ。

器をお直しすること自体はもちろん楽しいですが、そういったお話をうかがえるのも、とても楽しくうれしいことです。

みなさまのおかげで、充実した、いい1年になりました!

 

さてさて、ギリギリになってしまいましたが年末年始のお知らせです。

年内は明日、29日までやっております。

12/30からお休みで、年明けは5日ぐらいから、ゆるゆると始めようかと思っております。

年末年始の間にいただいたメールの返信は、1/5〜6頃になると思います。

ご了承くださいませ。

 

器をお送りいただく予定のお客様へ。

休みの間も受け取りはできますので、ご都合のいいときに送っていただいて大丈夫です!

 

インフルエンザなども流行っているようですが、お体に気を付けて、よいお年をお迎えください♪

来年もよろしくお願いいたします!

カップとソーサーのお直しをさせていただきました。

同じ方からのご依頼なんですが、セットなのかな? そういえば伺ってませんでした。

サイズはちょうどいい感じですが、絵柄がちょっと違うような……。

(追記:ブログを見てくださったお客様が、カップとソーサーは別々のものです、とメールくださいました!)

 

カップは取っ手部分の接着です。

取っ手が細いので強度がどうかなー、とちょっと心配だったんですが、持ってみると力がかかるところは無事なので、問題なさそうです。

 

カップの取っ手のお直しの場合、割れている場所や、取っ手の形によっては、お直しをしてもそれまでと同じように使っていただけない場合もありますので、ご注意を。

でも、思い出があるものや、とても気に入っているものなどは、金継ぎをして、たとえば小物を入れたり、花器として使ったり、などもステキだと思います!

 

ソーサーはふちの欠けが2ヶ所。

どちらも磨き金仕上げでお直ししました。

きれいな青に、金がよく映えます。

陶器のスプーンのお直しを、2本やらせていただきました。

この2本、別々の方からのご依頼なんですが、たまたま同じタイミングでご依頼いただいたので、一緒にご紹介。

どちらも柄の部分がポキリと折れてしまっていましたが、接着して漆仕上げに。

 

赤いほうは本朱なので、時間が経つともっと赤が明るくなっていきます。

薄いピンクのほうは、お客様が赤と白で悩まれていたのですが、濃いピンクのカップとセットとのことで、漆の赤とそちらのピンクが合わなそうだったので、自然になじむ白漆をオススメしてみました。

 

漆仕上げは色を選ぶのも楽しみのひとつです。

さまざまな色を選んでいただけるので、漆仕上げが気になる方はご相談くださいね。

酒器シリーズもいよいよ最後です(4回じゃシリーズって言うほどじゃなかったですかね)。

徳利のお直しをさせていただきました。

先日ご紹介した徳利は陶器でしたが、今回は磁器です。

白山陶器の徳利です。

 

かけらが一部なかったので(写真手前の部分。奥は欠け)、木を継いでから、漆で表面を覆い、金仕上げに。

「以前より品格が上がった感じがする」、とお客様からメールをいただいて、とてもうれしかったです。

ダンナ様も気に入ってくださったそうですー。わーい♪

 

ご夫婦でおいしいお酒楽しんでくださいね!

酒器シリーズ3回目は、お猪口のお直しです。

すっきりとしたシンプルなデザインに艶やかな肌、磁器のお猪口です。

昨日ご紹介したぐい呑みと同じ方からのご依頼だったので、いろいろな仕上げを楽しんでいただけたら、ということで、こちらは磨き金仕上げに(ぐい呑みは丸粉仕上げ)。

ツヤッとした肌に、ピカッとした金がよく似合います。

 

磨き金仕上げは消し粉を使い、真綿で粉を蒔いた後、真綿で磨いて光らせます。

金丸粉と比べると、明るめの金で、ピカッとした感じの仕上がりになります。

 

同じ金仕上げでも磨き金仕上げと丸粉仕上げでは、けっこう雰囲気がかわります。同じ器を2つお直しする時など、ひとつずつ粉の種類を変えてもおもしろいですよー。

 

 


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