師匠から砥草(とくさ)をいただきました。
前から気になっていたものの、どこで手に入れればいいんだ? いっそのこと育てるか?と思っていたナイスタイミング!
やったー。

砥草とは……
茎の表面がザラザラしているので、サンドペーパーなどがない昔から、木工や漆器を作るとき、研磨に使われてきたものだそう(ウィキ先生が教えてくれました)。
サンドペーパーと違って、研磨したときに砂の粒子が出ないので、磨きたいものに予期せぬ傷がついてしまう心配がありません。
ちなみに、茎を乾かしたものは木賊(もくぞく)といって生薬として使われていたとか(これもウィキ先生が言ってました)。


これが砥草。
高級マンションの入り口あたりでよく見かけるかも。

表面に細かい筋が入っていて、これが研磨にちょうどいいそうです。
金継ぎでも、釉薬部分に傷をつけないので、使われることが多いとか。
でも研磨に使うためには、まだまだ加工が必要です。

しっかりと乾燥、水につけてやわらかくして、フシを切って、筒状の茎を開いて、内側をこそげて表皮だけにして、丸まらないように厚紙などに挟んで乾燥させて、これでやっと完成!
なので、使えるようになるまでには、もう少しかかりそう。

栽培にも挑戦しようと思ってます。ホームセンターで手に入るかな?
早く使いたいなー。
 

ワタクシ、今、すごく緊張しています。
というのも……


今晩0時にこれを貼らなくてはいけないから!
穴八幡宮の一陽来復です。かっこいい。
冬至から節分までの期間だけ、穴八幡宮でいただけるもので、「金銀融通の御守」とのこと。
金継ぎをはじめとするお直しのご依頼を、今年もたくさんいただけるよう、願いを込めて貼らなくては!


が、この御守、貼るのにはいくつかのルールがあります。

【ルールその1】
冬至、大晦日、節分のいずれかの日の午前0時に貼らなくてはいけません。

【ルールその2】
毎年、貼る場所が決められています。今年は巳午の方角に向けて、亥子の場所に貼ります。わかりやすく言うと、真北から少し西寄りのところが貼る場所ですね。

【ルールその3】
一度貼ったら1年間その場所から動かしてはいけないそう。
引っ越しなどではがしたり、何かの拍子で落ちてしまった、というときには貼り直すことはできません。


冬至も大晦日も終わってしまっているので、貼るチャンスは今夜一度きり。
貼る場所を間違えないか、落ちないようしっかり貼れるかなど、かなりのプレッシャーです。

この御守、友人が買ってきてくれたんですが、その友人は去年、逆の位置に貼ってしまったうえに、貼ってすぐに落ちたそう……残念です。

そうならないよう、貼る位置は確認済み! 5分前にアラームもセットしましたー!!
Eテレの『2355』観てれば、ちょうどに貼れるな。
よし来い、節分! がんばります!!!


……ってブログを午前中に書いてたんですが、そこへ御札を買って来てくれた友人からメールが。

「間違えてました。貼るの、3日の夜でした」

あぶないあぶない!
というわけで、明日の夜、がんばります!!

金継ぎは通常、完成までに2〜3ヶ月かかります。
そのうち、多くの時間を費やすのが、乾燥です。

漆で接着したり、漆のパテで欠けを埋めたり、ヒビをくっつけたりするのが金継ぎの基本。
ですが、漆の乾燥には時間がかかります。
完成までに3ヶ月かかるとして、そのうちの2ヵ月半は乾燥にかけている時間、と言っても過言ではありません。

なので、いくつものお直しを並行して進めていても、ほとんどのものが乾燥待ち、ということになって、あまりするべき作業がない日も出てきます。

そこで!
そういうときには、漆器を作ることにしています。
これ塗ってみたらどうだろう? こういうの作ったら便利かも? というアイデアが浮かぶと、それをメモしておいて、時間ができたときに作ってみてます。
で、できたものはとりあえず置いておいて、誰かにプレゼントしたり、これを入れるのにちょうどいい!という発見があると使ってみたり。


実は今も、接着が完了するのを待っているものが多く、比較的時間がある合間の時期。
なので、

こちらに手を出すことに。

一合枡とスプーンです。
どっちも100円ショップで購入。枡は白木だったものの、「壱」という焼印が入っていたので、表面を研磨して消しました。
スプーンは微妙に形が気に入らなかったので、全体に丸みをもたせたり、手になじむようにしたりと、納得いくように削り直し、表面のウレタン塗装も研磨して落としました。

枡のデザイン、どうしようかな。
日本酒を呑むときに使う感じにするか(コップの受け皿的なやつ)、小物入れ的な感じにするか、まだ悩み中。
私、日本酒を呑めないので(呑めるけど、呑むとひどく酔っ払う)、どちらかというと小物入れに傾いていますが。

スプーンはシンプルに拭き漆にして、ちょっと加飾する?
や、でも使ってるお箸が拭き漆だから、あんまり加飾しないほうがいいかな。

こういうこと地味に考えながら、アイデアが浮かんだら絵を描いてみて、イメージを固めて。
少しずつ作業を進めていく時間がこれから始まるかと思うと、楽しみです。

金継ぎで使う道具のほとんどは、自分で作った道具入れに入れています。


コンパクトにたためるようになってるので、手軽にどこにでも持っていけます。
生地は帆布。フラップの部分は、昭和の実家の台所的なイメージで布を選んでみました。
昭和の台所って、のれんかかってましたよね。あれです、あれ。


中はこんな感じ。
持っている中で一番長い筆がギリギリ入る長さで、普段使っているかばんにもちょうど入るサイズにしました。

われながらナイスアイデア!と思うのは、ポケット。
クリスタル砥石(漆器用の砥石)や、筆置き、メノウ(金や銀を磨くときに使う)、漆器を作ったときに押すハンコなどなど、細かいものも、ここに全部入るので便利です。

次に作りたいのは、まだほかにもある筆を収納するための筆立て。
蒔絵筆のほかは、油絵用の筆を使っているので、長いんです。
が、ちょうどいい大きさで気に入るデザインの筆立てがないので、何か作りたいなーと。
でもまだいいデザインが思いつかない……。
作ったらまたご紹介します! いつになるかな……。
 

金継ぎで欠けなどを埋めるときには、漆などで作ったパテを竹べらで盛ります。


専用の竹べらというのは売っていないので、料理用の竹串などを加工して作ります。
ほとんどは、金継ぎを始めたときに師匠からいただいたもの。


この4本はBBQ用の竹串だったとか。
一番好きでよく使うのは、左の2本。面積が広いところ、小さいところ、細いところなど、微調整しながらいろいろ使えます。
カップの内側など、手が入りにくいところで重宝するのが、曲がっているもの。
竹は熱すると柔らかなくなるので、バーナーであぶって曲げたそう。


この3本は細かい作業で使うもの。
太めの竹串と細めの竹串です。一番右のものは、先端を少し加工してますが、ほかの2本は買ったときのまま。
左のものは、近所のホームセンターで、一番細いものを購入。接着した部分の細い隙間を埋めるときに活躍してくれます。

ほかにも、焼き鳥屋さんに行ったときなど、ちょっと変わった形の竹串があるともらってきて、試してみることも。
道具を作るのも、金継ぎの楽しみのひとつです。
 


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