4歳の姪っ子に頼まれ、マグカップの欠けを直しました。


子どもが使う、かわいらしいリンゴ柄のカップなので、金や銀ではなく、リンゴにあわせて弁柄漆(渋めの赤)で仕上げてみました。
色は、写真で見るよりは赤みが強いです。使っていくうちに、もう少し赤みが出てくるかと。
ガタガタした欠けでしたが、ポップな感じになるよう、なめらかなラインでまあるい形に。

姪っ子は、私が魔法で器を直せると思っています……。
 

クロフ舎では、無料のお見積もりをする時は、お客様からいただいた器の情報をもとに、お見積もり金額を出しています。
欠けや割れなどは一目瞭然なので、こういう状態、というのを判断しやすいと思うんですが、難しいのはヒビです。
ですが、貫入かヒビか、わかりにくいということも多いのでは?

貫入とは、釉薬の部分にできるヒビ模様のことです。
この貫入とヒビを見分ける簡単な方法は、水を入れてしばらく放置する、というもの。
貫入の場合、表面だけに入っているヒビなので、水漏れはしません。一方、ヒビの場合には30分くらい放置しておくと、外側にも水が染み出してきます。
とはいえ、ヒビでも水漏れをしないケースもあるので、それだけでは判断できないことも。

そこで、ヒビと貫入を見分けるポイントをいくつかご紹介。

「器の内側と外側を見てみる」
→器の内側と外側の、同じ位置に同じヒビがあれば、それはヒビです。内側だけ(または外側だけ)に入っているような場合は、貫入である可能性が高いです。


「指の先で器を軽く叩いてみる」
→ヒビの近くと、無傷の部分を、軽く指の先で叩いてみてください。無傷の部分は乾いた、高めの音がすると思います。それに対して、少し低めの濁った音がしたら、ヒビが深く入っている可能性が高いです。

「器を置いたときの音を聞く」
→器を置いたときに、コトンッというような、違和感のない音がすれば、ヒビは入っていない、もしくはそれほど重症ではありません。逆に、ガシャンッというような音がしたら、重症度の高いヒビが入っています。

「ヒビを触ってみる」
→ヒビを触ったときに引っかかりがあったり、段差がある場合は、ヒビです。しかも重症度は高めです。

「ヒビの部分を引っ張ってみる」
→ヒビかな?と思う部分を、広げるように引っ張ってみてください。重症度高めのヒビの場合、少し力を入れただけでも、隙間ができると思います。
注:力を入れすぎると、割れてしまう場合もあるので気をつけて!

ヒビのお直しを考えている時には、これらのポイントをチェックしてみてください。
正確な情報をお伝えいただいたほうが、お見積もり時に実際に近い料金をご案内できます。

また、ヒビのお直しのとき、器を置いたときにガシャンッという音がする、ヒビを触ると引っかかりがある、ヒビに力を入れると隙間ができる、のいずれかの症状がある場合には、「割れる寸前」という状態です。
ですから、一度完全に割ってしまってからお直しをすることをオススメしています。
ヒビのまま直すこともできますが、それだと割って直した場合よりも、強度が弱くなってしまいます。
お直しをして長く使い続けていただくためには、「割る」という選択肢も考えていただくといいかと。

それともうひとつ、大切なポイントが!
器を見るときには、できるだけ明るい場所で見てください!!
普通に見るとよくわからなくても、光を当てることで、見えていなかったヒビが見つかることもよくあるケース。

お直しをするかの判断や、お見積もりのご依頼をいただくときの参考にしてくださいませ♪
 

昨年晩秋に生まれた友達の赤ちゃんのお祝いに、離乳食用の器その2を作りました。


形は以前ご紹介した、スウェーデン国旗柄のものと同じです。

ちょっと前に、姪っ子ちゃんにお椀を作った友達が、
「金属のスプーンでガリガリしてて、すでに傷だらけになってる……」
と、しょんぼりしていたので、今回はスプーンもセットで作ってみました。

裏には木と鳥の図柄。

スプーンの柄にも鳥が描いてあるので、合わせるとちょっとした群れになります。
(とくに意味はありませんが……)



実は、お食事用のスタイも作ったので、スタイの柄に合わせてこの図案にしてみました。

ちっちゃなあの子が離乳食をスタートするのは、もう少し先。
気に入ってくれるか、使いやすいか、今からドキドキ!!
 

遅ればせながら、あけましておめでとうございます!
1月5日から、クロフ舎の2016年がスタートしました。
今年もたくさんの方の大切な器をお直しさせていただけるよう、精進してまいります。
本年もよろしくお願いいたします!!

さてさて、ちょっとお知らせです。

オンラインの器屋さん・threetoneさんのブログに参加させていただくことになりました。
threetoneさんは「家ごはんをごちそうにする」をコンセプトに、作家ものの器、窯元の食器、リネンや雑貨などを販売しているお店です。
このたびリニューアルされたブログでは、「yokogao」と題して、器のさまざまな楽しみ方に出会える記事が、たくさん紹介されています。
クロフ舎も金継ぎのこと、漆のことを、雑談なども交えながら、いろいろとお伝えできればと思っています。
ぜひぜひご覧くださいませ♪

2016年はクロフ舎のブログも、もう少しマメに更新できるようがんばります!
よろしくお付き合いください!!

クロフ舎のウェブサイトでは、金継ぎした器の使用上の注意(注意事項をクリックしてくださいね)をご紹介しています。
が、読んでいただいていてもうっかりしてしまって、「あ、やっちゃった!」ということもあると思います。

そういう経験がある方でも、こちらの画像を見れば、今後はそういうこともなくなるかも……。

漆塗りのお椀です。
溜め漆仕上げです。
ヒョウ柄じゃないんですよー。

このお椀、食洗機に1回かけただけでこうなってしまったそうなんです〜!
漆が変色して、全体的にまだら模様になってしまっています。
別のお椀は、内側や高台の部分がブツブツザラザラした状態になっていました。
また、漆が木地から浮いてはがれてしまうこともあるとか。

食洗機は手洗いの場合よりも高温で洗います。乾燥の際には熱風も出ます。
その高温が、漆を変色変質させてしまうんです。

金継ぎの場合には接着力が弱くなってしまい、接着部分がポロッととれてしまったり、表面の化粧が落ちてしまったりということになってしまいます。
なので、漆器はもちろん、金継ぎした器も食洗機の使用はNGです!
ちょっぴり面倒かもしれませんが、漆器や金継ぎした器は手洗いして、柔らかい布で水気を拭きとり、しっかり乾燥させてからしまうようにしてくださいね〜。

ちなみに、こちらのお椀は現在、絶賛お直し中です。最終工程に入ったあたりなので、このまだら模様もすっかりキレイになっています♪
お直し完成したら、またご紹介しまーす!
 


Selected Entry

Profile

Link

Calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< January 2018 >>

Archive

Mobile

qrcode

Search

Other

Powered

無料ブログ作成サービス JUGEM