器を送付していただくときは、まずは器をきれいに洗ってください(かけらなどでケガをしないよう、気をつけてくださいませ)。
汚れたままにしておくと、カビが発生してしまうことがあります。また、油が欠損部分に染み込んで、漆ののりが悪くなってしまうこともあるからです。
 
汚れがひどい場合には、漂白剤を使ってもOKですが、その場合、ごく薄めの液に浸し、汚れが落ちたら一晩ほど真水につけておくといいでしょう。欠け部分から染み込んだ漂白剤をできるだけ薄くするためです。
洗ったら、しっかり乾かすのも忘れずに!
 
 
準備ができたら、いよいよ梱包です。
割れてしまった器の場合、かけらをひとつずつ、丁寧に梱包してください。複数のかけらを一緒に包むと、さらに割れたり欠けたりしてしまう原因に。
器を包むのは、プチプチなど、クッション性のある素材がオススメです。
 
梱包材で包んだら、できるだけちょうどいい大きさの箱に入れます。ダンボールなど、しっかりしたものを選ぶといいでしょう。
器と箱の隙間には、丸めた新聞紙などをつめ、配送中に箱の中で器が動かないようにしてください。
 
また、箱には天地を明記し、割れ物である旨を必ず伝えてください。
伝票には、メールをいただいたときと同じ「お名前」「お電話番号」をご記入ください。
 
万が一、配送中に器がさらに破損してしまった場合には、こちらでは補償はできませんので、ご了承ください。
 
 
メールでお知らせいただいた器以外に、追加したい器がありましたら、お手数ですが、ご送付前に再度、メールでお知らせください。基本的に、メールでお知らせいただいたものでないと、ご送付いただいてもお引き受けできませんので、ご注意ください。

クロフ舎では、いろいろな器のお直しを承っています。
 
陶磁器であれば、割れたもの、欠けたもの、ヒビが入ったものなど、ほとんどすべてのものがお直し可能です。
割れてしまったけど、足りないかけらがある!というものでも大丈夫です。
 
また、長年使い続けて傷んでしまった、拭き漆の器やお箸などのお直しも承っています。
 
拭き漆とは、漆を木地に塗り、拭き取って乾かし、という工程を何度も繰り返す、漆の技法のひとつ。塗りの漆器と違って塗膜がとっても薄いので、長年使っていると手擦れなどでだんだん塗膜が落ち、木地がむき出しになってしまいます。
そのまま使っていると、はげた部分からお料理の油などが染み込んで汚れが目立つようになったり、カビてしまったり、ということも……。
でも、そういった状態になってしまった器やお箸も、お直しでよみがえらせることができるんです。
 
 
逆に、お直しできないもの、お直しに向かないものもあります。
 
クロフ舎でお直しできないものの代表が、ガラスです。ガラスは、漆を地に定着させるための「焼き付け」ができません。そのため、お直し自体はできるのですが、お直し部分の強度に不安が残ってしまいます。長く使い続けていただくためには、安心安全も大切なポイント。ですから、ガラスのお直しはお引き受けしていません。
 
ただ、金継ぎはこれが正解!という技法はなく、それぞれの方が一番いいと思う方法でやっています。ガラスを直せる技法を考案して、金継ぎをしている方もいらっしゃるので、諦めずにインターネットなどで探してみるといいと思いますよ。
 
また、金継ぎができないわけではないけれど、金継ぎには向かないものもあります。
土鍋など、直火で使用するものです。
ただし、直すこと自体は可能なので、たとえば、直して花器として使いたい、果物鉢にしたい、などなど、直火で使用しないというのであれば問題はありません。
 
これは直せるかしら? こんなのは無理かな……など、悩んだときにはメールくださいませ。
 


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