平皿のお直しをさせていただきました。
欠け部分がちょうど絵柄の葉っぱと同じくらいの大きさで、いいバランス。
目立たない銀仕上げにしてみました。
欠けからヒビが伸びていたのですが、重症ではなかったので、漆を染み込ませて焼き付け、固めるのみに。
表は絵柄の青が濃いので、漆を染み込ませた線はほとんどわからないと思います。
平皿のお直しをさせていただきました。
欠け部分がちょうど絵柄の葉っぱと同じくらいの大きさで、いいバランス。
目立たない銀仕上げにしてみました。
欠けからヒビが伸びていたのですが、重症ではなかったので、漆を染み込ませて焼き付け、固めるのみに。
表は絵柄の青が濃いので、漆を染み込ませた線はほとんどわからないと思います。
アラビアのマグカップのお直しをさせていただきました。
マグカップとしては少し小さめのサイズで、使い勝手がよさそう。
ちょうど飲む時に口があたる部分にヒビが入っていました。
ふちのところと、ふちの少ししたの部分です。
漆仕上げがご希望だったので、口を付ける時になるべく気にならないよう、器の色になじむ白漆にしてみました。
黒漆も似合うんですが、口をつけるところに黒いものがあると、なんとなく気になるかなー、と。
時間が経つと白漆がもっと白くなるので、さらに気にならなくなると思います。
角皿のお直しをさせていただきました。
昭和の美濃焼の作家、五代目加藤幸兵衛のものだそうです。
角が割れてしまっていたのを、金仕上げでお直ししました。
割れのラインがちょうど枝と同じような感じで入っていて、とてもよくなじんでいます。
何枚かあるうちの1枚とのことですが、これなら無傷のものとも違和感がないのではないでしょうか。
とっても上手な(笑)割れ方!
五代目加藤幸兵衛さんは35年くらい前に亡くなられているそうです。
もう亡くなられている方の作品は、この先新しいものが生み出されることはありません。
ですが、こうしてお直しさせていただけると、その方のお仕事をさらに先の時代に引き継ぐお手伝いができたなー、と感じられて、とても嬉しいです。
マグカップのお直しをさせていただきました。
シンクに落としてしまったそうで、大きくヒビが入ってしまっていました。
青漆仕上げと銀仕上げで悩まれていたので、青漆で地描きをした上に銀粉を蒔いてみました。
これだけ見るとわからないと思いますが、通常の黒漆や白漆の上に銀を蒔いたものと比べると、ほんのり青味がかっています。
使い続けると銀が落ちてきて、下の漆が見えてくるので、青漆の色も楽しんでいただけると思います。
それを楽しみに、長く使い続けていただければ嬉しいです!
ロイヤルコペンハーゲンの楕円皿のお直しをさせていただきました。
プリンセスというシリーズで、プリンセスのティアラをモチーフにしているそうです。
ピクルスオーバル、という名前なんですが、ピクルスを盛るためのお皿なんでしょうか?
ピクルス、たっぷり盛れますね。
小さなケーキとかのほうが似合いそう。
あ、ピクルスっぽい形ってことかな? でもピクルスって言ってもいろいろあるし……
端が割れてしまっていたのを、銀仕上げでお直ししました。
銀がさりげなくなじんでいるので、お直ししていることを知らない方が見たら、気づかないかもしれません。
お皿の青には金もよく似合うと思いますが、やはり、可憐な雰囲気を壊さない銀がベストな選択だったと思います。